ホテル・ブライダル業界の転職活動では、面接で自分の「長所」と「短所」と聞かれることがあります。とはいえ、「自分のどんなところが長所になるのかわからない」「短所を伝えることで不利にならないか」とお悩みの方もいるのではないでしょうか? 今回は、ホテル・ブライダル業界で転職を考えている方に向けて、面接で長所や短所を質問される理由や答え方について紹介します!
ホテル・ブライダル正社員求人
目次
「長所」と「短所」は、なぜ質問される?
面接官が「長所」と「短所」を質問する理由としては、以下のようなものが挙げられます。
①「自己分析」ができているかを判断する
1つ目は、「自己分析」ができているかを判断するためです。自己分析によって自分のことを客観的に理解している人は、自分の長所や短所についても把握しており、長所を活かすことができ、短所を克服する努力もできるので、「入社後に活躍してくれそうだ」との期待につながります。
「自己分析」については、こちらの記事を参考にしてください↓
ホテル・ブライダル業界の転職活動 「自己分析」の流れをご紹介
②自社とのマッチング
2つ目は、自社とのマッチングを判断するためです。その人の長所と短所および人となりが、自社の社風や募集職種と合っていれば、「自社が求めている人材」であり「長く働いてくれそうだ」との期待につながります。
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「長所」と「短所」を答える時のポイント
では、ホテル・ブライダル業界の転職活動での面接で、長所と短所を聞かれた時はどのように答えるとよいのでしょうか? いくつかのポイントを紹介します!
①仕事に関連しているか?
面接官が知りたいのは、あくまでも「仕事をする上での」長所と短所。「料理が得意」「掃除が苦手」といった仕事に関係のない回答は控えましょう。
また、短所では、「遅刻が多い」「約束を守れない」など社会人としての資質に欠けるような回答も避けましょう。
②応募先企業にマッチしているか?
複数の長所・短所が思い浮かぶ人もいるでしょう。しかし面接では、「応募先企業が求めている人材」にマッチした長所と短所を答えるようにしましょう。
たとえば求人情報に「協調性のある人を求めます」と記載されていた場合、「長所は、人の意見に流されないところです」と答えると、「うちの会社には向いていないのでは…」とネガティブに受け取られてしまう可能性があります。
求人情報や企業のホームページなどにしっかりと目を通し、「この会社はどんな人材を求めているのか」を理解しておきましょう。
③エピソードや成果を盛り込もう
長所を伝える時は、具体的なエピソードや成果を交えるようにしましょう。エピソードや成果を盛り込むことで説得力が増し、しっかりと長所がアピールできます。
ただし、短所を伝える時は、エピソードよりも克服のための具体的な対応策を話すようにしましょう。
以下の例文を参考にしてみてください。
【例文】
「私の長所は、協調性があり、周囲と協力・連携しながら仕事を進められることです。私は現在勤務するホテルでは、宿泊課に配属し、ホテルのフロントを担当していますが、お客様から質問や問い合わせをいただくことが多いポジションなので、客室課や調理課など他の部門の方との連携を大切にしています。定期的に開かれるミーティングでは、それぞれの部門の課題や困っていることを共有し、解決するにはどのようなアプローチが必要なのかを話し合っています。その結果、現場での連携がスムーズにいくようになり、お客様からのクレームが減り、残業時間も月平均5時間に減りました。他の部門の業務内容について理解が深まったことにも、大きな意義を感じています。
一方短所は、心配性で、現場のマニュアルを変更する時などは決定に時間がかかってしまうので、早めに着手し十分なリサーチを行うこと、その上で「まずは実践すること」を意識しています。
面接に挑む際は、自分の長所・短所を理解しておこう!
今回は、ホテル・ブライダル業界の転職に興味のある方に向けて、面接で「長所」と「短所」を質問された場合の答え方についてご紹介しました。ホテル・ブライダル業界は中途採用で面接を重視している企業も多いので、事前にしっかり面接対策をしておきたいですね。
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