ホテルの企画職のやりがいとは? 転職で武器になる新しい価値をご紹介します!

ホテル 企画職 転職

ホテルの企画職への転職を考えているけれど、転職を成功させるためにどうしたらいいのかわからないという方もいるかと思います。今回は、そんな方に向けてホテルの企画職のやりがいや、転職を成功させるためのポイントをご紹介していきます。

企画職の仕事内容について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください↓
ホテル業界で企画職として働くには? 仕事内容や強みをご紹介!

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ホテルの企画職のやりがいとは?


ホテル 企画職 やりがい

ホテルの企画職は、お客様の心に残る特別な体験を届けるだけではなく、地域や施設全体の価値を高める大切な役割も担っています。ここでは、この仕事ならではのやりがいについて、実際の声も交えてご紹介します。

①自分の提案が形になる実感がある

ホテルの企画職の最大の魅力は、自分が考えたプランやアイディアが形になり、その成果を実感できる点にあります。
例えば、冬季限定の宿泊プランを企画し、多くのお客様にご利用いただくことで施設の稼働率が高まったり、お客様から「このプランで素敵な時間を過ごせました」と直接お声をいただけたりすることがあります。
自分の取り組みがホテルの成果に結びつき、さらにはお客様の思い出づくりにも貢献できるということは、何よりもやりがいを感じられます。

企画に携わるうえで自分の言動を受け取る相手がそばにいて、その反応を自分の目で確かめられるという環境のすばらしさを日々実感しています。いい反応をいただけた時はモチベーションや達成感につながり、思うような反応や結果がなかった場合でも、実際にそれを見聞きできることで、すぐに振り返りや改善に取り組めることは大きな強みです。
前職では得られる情報に間接的なものが多かったため、企画を考えるときの解像度が低くなってしまっていました。今は、お客様のリアルな反応を肌で感じられる分、企画の精度もぐっと上がったように感じています。現場でしか感じられないことがたくさんあると、改めて気づかされています。

②ホテル周辺の地域や伝統文化への貢献

ホテルの企画職は、地域の観光資源や文化を活かした企画を通じて、地域全体の活性化にも寄与することが多いのも大きな魅力の一つです。例えば、地元の祭りや特産品を取り入れた宿泊プランを企画することで、お客様が地域の魅力を再発見する機会を提供できます。
その結果、ホテルだけではなく地域全体の知名度や評価が高まり、地元の方から感謝の言葉をいただくことがあるかも知れません。自分の企画が地域社会に良い影響をもたらしていると実感できることは、ホテルの企画職ならではの、大きなやりがいですね。

③チームで感じられる成功したときの達成感

ホテルの企画職は、一人で完結する仕事ではなく、他の部署や外部パートナーとも協力しながら進めていくことが多いです。そのため、チーム全体で目標を達成できたときの達成感は格別ですよ。
例えば、大きな季節のイベントが成功した際には、フロントスタッフやレストラン、地域の協力者の皆さんと喜びを分かち合うこともできます。こうした「みんなで成し遂げた」という実感は、仕事への意欲をさらに高めてくれるはずです。

決まった企画を現場に渡すだけではなく、企画の段階から現場のメンバーを巻き込んで一緒に創りあげていくことを大切にしています。「お客様目線に立って、わくわくすることを一緒に形にしましょう」というスタンスで、現場の声も反映させていくというプロセス自体が、より良い企画につながると感じています。
また、メールや書面のやり取りだけでなく、直接会って話すことを大切にしています。言葉では伝わりにくい熱量や想いも、顔を合わせることで自然と共有できると実感しています。

④自分の成長を実感

ホテルの企画職は、多彩なスキルを活かせる仕事のため、自分自身の成長を実感しやすいのも魅力の一つです。企画の立案やデータ分析、現場の調整、そして外部との交渉など幅広い業務を経験しながら新しいスキルを身に付けるチャンスもあります。
例えば、顧客データの分析を通じてマーケティングスキルを高めたり、イベント運営で発生するトラブルへの対応から問題解決力を磨いていったりすることができます。
転職後、数年経つ頃には自分のスキルが成長したことを実感できるようになりますよ。

ホテル業界の企画職に求められる新しい価値


旅行者のニーズが多様化している中で、ホテル業界の企画職にも新しい視点が求められるようになっています。
ここでは、今注目されているトレンドをご紹介します。

サステナブルな取り組みを重視

旅行者の中には「サステナブルツーリズム」への関心が高まっており、自然や文化を守りながら旅を楽しむことが新たなトレンドになっています。こうした動きに応えるように、環境保全や地域社会とのつながりを大切にした宿泊施設も増えており、旅行先や宿泊施設を決める際の基準としてサステナビリティが重視される傾向が強まっています。
主な取り組みとしては、以下のようなものがあります。

  • 地域社会と連携したサービスやイベント
  • プラスチック製品の使用を減らす
  • 再生可能エネルギーを積極的に活用
  • 食品ロスを削減する取り組みを導入
    など

地域に根差した体験への関心の高まり

旅先ならではの文化や伝統に触れられることは、旅行者にとっては大きな魅力のひとつです。観光地を巡るだけではなく、地域の暮らしに近づくような体験を通して、その土地への理解や愛着が深まります。
こうした体験を提供することは、宿泊施設の付加価値を高め、リピーターの獲得にもつながります。旅行者にとって「また訪れたい」と思える場所になるためには、重要な要素になっています。

  • 地域住民と交流できるイベント
  • 地元のお祭りや行事への参加
  • 地元の伝統工芸を体験するワークショップ
  • 地産食材を使った料理教室
    など

ウェルビーイングへの関心の高まり

健康はもちろん、精神の安定を大切にする人が増える中で、旅にも「リラックスする時間」や「自分を整える体験」が求められるようになってきています。単に観光を楽しむだけではなくて、滞在すること自体が癒しにつながるような宿泊体験が注目を集めており、年齢を問わず多くの旅行者に支持されています。

  • ヨガや瞑想など心と体のバランスを整えるアクティビティ
  • 自然に囲まれた静かな場所でのリトリートステイ
  • 温泉やスパでゆったり過ごせる癒すの宿泊プラン
    など

DX化の推進

旅行者のニーズが多様化してきている中で、それに応えるかたちでホテル業界もDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進することで業務効率化を図っています。
「スムーズにチェックイン(チェックアウト)したい」「スタッフとのやり取りは最小限にしたい」という声に応えるため、オンラインでのチェックイン・チェックアウトを導入したり、バーチャルコンシェルジュによってフロント業務の一部が自動化・無人化されつつあります。

また、新型コロナウイルスの影響を受けて「人との接触をできるだけ避けたい」「混雑を避けて快適に過ごしたい」という意識も高まっています。こうした意見には、ロビーや大浴場の混雑状況をリアルタイムで確認できるサービスなど、お客様が安心して滞在できる環境づくりに取り組むホテルが増えています。
旅行者の快適さや安心感を高めることを目的としたDXの推進が、ホテル業界の大きな流れになっています。

ホテル業界で企画職として働くメリット


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ホテル業界は、さまざまな働き方やキャリアの選択肢があるのが魅力の一つです。勤務時間が不規則だというイメージがある方も多いかも知れませんが、企画職の場合は夜勤がなく、原則として土日が休みになります。そのため、決まったスケジュールで働きたいという方にはおすすめの環境ですよ。

世界各地から訪れるお客様と接する機会もあり、自然とコミュニケーション力が養われるのもこの業界ならではの魅力です。24時間体制で働いているポジションもあり、ホテルの業態によっても仕事のスタイルに違いがあります。
国際色豊かな環境を選ぶならリゾートホテル、地域とのつながりを大切にしたなら地元密着型のビジネスホテルなど、自分の目指すキャリアによって選ぶといいでしょう。

ホテルの企画担当として転職するには?


ホテル 企画職 転職

ホテル業界は、全体的に求人件数が多い傾向にありますが、募集が多いのはフロントや客室係、レストランサービスなどの接客を担うポジションです。では、ホテルの企画職として転職するには、どのような道があるのでしょうか。
ここでは、企画職への就職・転職に向けた具体的なアプローチについてご紹介します。

まずはサービススタッフとして入社する

ホテルの企画職として活躍するためには、現場のことをしっかりと理解していることが必要です。実際に接客を通じて、お客様の声や反応に触れることは魅力的な企画を生み出すヒントにつながります。
そのため、まずは募集の多いフロントや接客係などのサービススタッフとして入社し、現場経験を積んでから企画職へステップアップするという方法も有効ですよ。このルートを考えている方は、あらかじめ社内で部署異動のチャンスがあるかどうかを確認しておくと安心ですね。

接客スタッフ兼企画担当の求人を狙う

企画専任のポジションは、経験者を対象とした募集がほとんどですが、中にはフロントスタッフなどの接客業務と並行して企画にも携われる求人が出ていることもあります。サービススタッフはホテル業界でもニーズが高く、未経験からでもチャレンジできる求人が豊富です。
そのため、まずは現場からスタートして徐々に企画業務の経験を積んでいくという道も選びやすいですよ。接客をしながら企画にも携われるポジションであれば、ホテルの全体の業務を幅広く学びながらキャリアを築いていくことができます。
「ホテルの仕事を総合的に経験したい」「現場の声を活かした企画に挑戦したい」という方は、こうした求人をぜひチェックしてみてくださいね。

他業界で経験を積んで転職する

ホテルの企画職を目指すために、他業種で企画職としてのスキルを磨いたりするのも有効的な手段です。実際に、求人でも「ホテル業界での経験」や「企画担当としての経験」のどちらかを歓迎しているケースが多いです。
どちらかの分野で土台を作ることで、ホテルの企画職に挑戦するチャンスが広がりますよ。将来的に企画職を目指している方は、まずは自分に合ったルートから一歩を踏み出すことをおすすめします。

ホテル業界に特化した転職サイトを活用する

転職活動をしていく上で、転職エージェントを活用することは心強いサポートになります。特に、ホテル業界に特化したサイトやエージェントを利用することで、よりスムーズに転職活動を進められる可能性が高まります。
ホテル・ブライダル業界に特化した転職情報サイトバリプラNext」では、業界に精通したキャリアアドバイザーが業界の動向や各ホテルの採用事情を熟知しており、サイトには掲載していない非公開求人の紹介や、最新の募集情報を提供しています。
無料の転職エージェントサービスをご利用いただくことでキャリアアドバイザーのサポートを受けられます。

  • ホテル業界に精通したキャリアアドバイザーによるアドバイス
  • 丁寧なヒアリングでぴったりの求人をご紹介
  • 履歴書や職務経歴書の作成サポートで合格率アップ
  • 面接対策や年収・給与交渉の代行
  • 転職相談から内定まで、完全無料
    など

求人票に載っている情報だけでは読み取れない職場の雰囲気や働き方の違いなど、リアルな情報も得られるため、ミスマッチを防ぐためにも大きな力になりますよ。自分だけでは気づけなかった強みを見出してもらえることもあり、転職活動における視野を広げるきっかけにもなるでしょう。
ホテル業界でキャリアチェンジの一歩を踏み出すなら、専門の知識をもつプロの力を借りるのが成功への近道です。

企画職へのステップアップを目指すならバリプラNext


今回は、ホテルの企画職になるために転職を成功させるポイントや、企画職のやりがいについてご紹介してきました。企画職で多彩なスキルを活かしていくために、他の職種からのステップアップもおすすめです。

ホテル・ブライダル業界に特化した転職情報サイト「バリプラNext」では、サービススタッフはもちろん、企画職や事務職などの求人も多数掲載しています。無料の転職エージェントサービスでは、キャリアアドバイザーがあなたにぴったりの求人をご紹介しています。転職活動が初めてで、なにからやればいいのかわからないという方は、まずは登録してみはいかがでしょうか。

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