ホテル・ブライダル業界の転職活動を始める際に、まずやっておきたいのが「自己分析」。自己分析という言葉は聞いたことがあっても、具体的にどんなことをするのか、よくわからない方もいるかもしれません。そこで今回は、ホテルやレストラン、結婚式場での転職を考えている方向けに、自己分析の流れを説明します！
自己分析とは
転職活動における「自己分析」とは、自分自身の経験やスキルを振り返り、客観的に分析する作業のことを言います。
自己分析によって、
・自分の経験やスキルを客観的に把握できる
・自分のアピールポイントを発見できる
・履歴書、職務履歴書の作成や面接対策に役立つ
など、質の良い転職活動につながります。また、「自分が活躍できる仕事」が新たに導き出され、転職活動の幅が広がることもあります。
ホテル・ブライダル業界でより充実した働き方を実現させるためにも、自己分析をしっかりと行いましょう！
自己分析の流れ
自己分析は、次の流れで行います。
① 自分がこれまでに経験した仕事内容を書き出す
② ①の仕事をする上で「求められたこと」「心がけてきたこと」や具体的なエピソードを書き出す
③ ②で身についた自分の「スキル」や「強み」を書き出す
自分がどんな仕事に取り組み、どのような心がけや工夫をしてきたのかを振り返り、書き出していくことで、自分の「スキル」や「強み」が見えてきて、転職活動をする時のアピールポイントになります。
①～③の流れで行った自己分析の事例を記載しますので、これを参考に、自己分析を実践してみてください！
ホテル・ブライダル正社員求人
【事例】
20○○年○月～20○×年×月
ブライダル施設にて、披露宴キャプテンとして勤務
最大160人の大規模な披露宴から、30名程度の披露宴まで担当
| その1 |
| ①仕事内容 ■披露宴当日 ・サービススタッフへの指示出し、サポート ・披露宴の進行担当、タイムコントロール ・新郎新婦の誘導、サポート ・アシスタントと打ち合わせ ・会場設営の最終確認 ■披露宴のない日 ・プランナーと披露宴の打ち合わせ ・ドリンク等の発注 ・引出物の準備 ・スタッフの役割分担等を考える |
| ②「求められたこと」「心がけてきたこと」や具体的なエピソード ・5分前行動を心がけた ・常に時間通りに進んでいるかを意識 ・披露宴では全体を俯瞰して見る →披露宴は、準備、進行、片付けまで、全て予定時間までに終えなければならない。余興が長引くなどのトラブルが起きた時も、予定時間通りに終了できるよう調整を図ってきた。 |
| ③自分の「スキル」や「強み」 ・リーダシップ ・状況把握力 ・時間管理能力 ・トラブル対応能力 |
| その2 |
| ①仕事内容 ・サービススタッフの教育 |
| ②「求められたこと」「心がけてきたこと」や具体的なエピソード ・サービススタッフの離職率を改善 ・働きやすい環境の構築 →働きやすい現場になるよう、業務内容や業務量を見直し、マニュアルも理解しやすいようまとめ方を工夫した。また、「わからないことは遠慮なく聞いてね」など、積極的に声をかけるようにした。地道な努力を重ねたことで、短期間で離職するサービススタッフが減った。スタッフ同士の連携もスムーズになり、お客様からのクレームが減り、売上も一昨年、前年と順調に上がった。 |
| ③自分の「スキル」や「強み」 ・コミュニケーション能力 ・課題発見力 |
自己分析で書き起こした内容は、書類作成や面接対策にも活用できます。具体的なエピソードを掘り起こしておくことで、職務経歴書や面接で自己PRを行う際も、説得力を持たせることができます！
自己分析を行い、自信を持って転職活動をしよう！
今回は、ホテル・ブライダル業界で転職を考えている方向けに、自己分析のやり方や流れを紹介しました。自己分析は少々面倒な作業かもしれませんが、自分の「強み」や「スキル」がわかれば、自信もつきますし、面接・書類対策にもなります！
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