社員寮・社宅の付いたホテルに転職 メリット&デメリットをご紹介!

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ホテル業界には、「社員寮」や「社宅」が完備された求人情報も少なくありません。「寮に住み込んでホテルで働くのはどんな感じだろう…」「家族も一緒に住めるの?」と気になっている方もいるのではないでしょうか? 今回は、ホテル・ブライダル業界で転職活動を考えている方向けに、社員寮や社宅があるホテルへの転職について、メリット&デメリットを紹介します!

「社員寮」「社宅」とは?


「社員寮」や「社宅」は、会社が法定外福利厚生(※)の一環として用意した、社員用の住居のことです。

一般的には、単身者向けを「社員寮」「寮」、ファミリー向けを「社宅」と分類される傾向にあります。

ホテル業界では、リゾート地や離島など都市部から離れた立地のホテルや旅館に、「社員寮」や「社宅」が付いていることが多いです。

(※法定外福利厚生:企業が任意で定めた福利厚生のこと)

【社員寮】
・単身者向けが多い
・個室とは限らない(他の社員と同室になる場合もある)
・男子寮、女子寮に分かれている場合もある
・バスルームやキッチンが共用の場合もある
・食堂が設置されている場合もある
・社員同士のコミュニケーションが図れる共用スペースが用意されている場合もある

【社宅】
・ファミリー向けが多い(社員とその家族が住める)
・住居の形態は、通常のマンションやアパートと変わらない場合が多い
・2DK以上の広い部屋が多い

社員寮・社宅利用のメリット


ホテルや旅館で勤務する際に、社員寮・社宅を利用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

①家賃や生活費を安く抑えられる

まず挙げられるのが、家賃や生活費を安く抑えられる点です。

社員寮や社宅を利用すると、敷金礼金、引っ越し費用、更新手数料は会社が負担、毎月の賃料も会社が一定額を負担することが多く、その結果、生活するにあたっての金銭的負担が軽減されます。

社員寮は、会社によっては、
・家具や家電付き
・水道光熱費、インターネット使用料が無料
という場合もあり、個人で賃貸住宅を借りて1人暮らしをするよりも、かなり費用が抑えられるでしょう。

また、社宅を利用した場合は、自己負担分の賃料は給与から天引きされるため、その分、所得税や社会保険料など税法上の負担も軽減されるという利点もあります。

そのため、生活費を節約したい人、収入を少しでも多く貯蓄したい人には、社員寮や社宅の利用はおすすめです。

②通勤時間が短い

次に挙げられるのは、通勤時間が短い点です。

ホテル業界の社員寮や社宅は、勤務先となるホテルや旅館に併設されている、近所に用意されている、ということが多いので、長時間・長距離の通勤、ラッシュ時の満員電車といった通勤ストレスを回避できます。

そのほかにも、
休息時間をしっかり確保できる
時間を有効に使える
ワークライフバランスの実現
など、通勤時間が短いことによるプラス要素は沢山あります。

また、ホテル業界は、配属先によっては勤務時間が不規則になるため、近距離の社員寮や社宅に住むことで「中抜け(数時間休憩を取り、再度出勤する)」の時に帰宅して休めるという利点もあります。

そのため、通勤時間を短縮して、自分の時間を有効活用したい人には、社員寮や社宅の利用は向いているのではないでしょうか。

③職場の人と交流できる

社員寮や社宅を利用することで、職場の人と交流できる点もメリットです。

社員寮や社宅には、同じホテルや旅館に勤務している先輩や同僚も生活しています。交流機会があることで、
良質な人間関係を構築しやすい
他の部門の人ともコミュニケーションを取れる
・中途採用でも職場に溶け込みやすくなる
・業務上でも、報連相や協力体制がスムーズに取れる
などが期待できます。

そのため、職場の人とのつながりやコミュニケーションを大切にしたい人には、社員寮や社宅での生活が向いています。

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社員寮・社宅利用のデメリット


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一方で、社員寮や社宅を利用することで、以下のようなデメリットが懸念されます。

①ルールや環境に制約がある

まず、社員寮や社宅での生活は、ルールや環境に制約がある点です。

特に社員寮は、共同生活の観点から、
・外出時間、食堂や浴室の利用時間
・社外の人間(友人や恋人)の出入り禁止
などのルールが定められている場合もあり、ストレスを感じる人もいるでしょう。

また、社員寮も社宅も、基本的に会社側が用意した物件ですので、
・立地(勤務先に近くても、駅や都心には遠い場合もある)
・設備(バス、トイレ、キッチン、インターネット環境など)
が自分の希望通りではなく、環境に不自由を感じるかもしれません。

老朽化の進んだ社員寮や社宅に住むことを余儀なくされる…といったケースも少なからずあります。

社員寮・社宅の付いたホテルや旅館に転職する時は、ルールや環境をあらかじめ確認することをおすすめします。

②プライバシーが確保しにくい

次に、社員寮や社宅での生活は、プライバシーが確保しにくい点です。

職場のスタッフ同士で交流を図りやすい反面、
・勤務時間外でも顔を合わせる機会が多い
・勤務時間などによって生活リズムが異なる
仕事とプライベートの境界が曖昧になる
といったことから、リラックスできず、気疲れしてしまう人もいます。

休日は思い切って遠出する、社外の友人との交流を図る、プライベートを詮索しないなど、職場のスタッフとの適切な距離感で付き合いたいものです。

また、ホテル業界は、早朝勤務や深夜勤務をする人もいるので、音漏れなどのトラブルにならないようお互いに配慮していく姿勢が大切になります。

職場まで近距離の場合も多いので、自分自身でも意識的にオンとオフのメリハリを付けることも必要です。帰宅後は仕事関係のメールを見ない、没頭できる趣味を持つなど、自分に合った方法を見つけたいですね。

③退職時には退寮・退去しなければいけない

社員寮や社宅は、在職中は住居費や生活費を抑えられますが、もし退職した場合は退寮・退去しなければいけない点についても、しっかり踏まえておきたいところです。

もちろん、退職したらからといって即日退寮・退去ということではなく、多くの場合、2週間~1ヶ月程度の猶予期間を設定されていますので、社内規定を確認しておきましょう。

また、会社が不動産業者からマンションなどを借り入れ、社員に寮や社宅として貸与する「借り上げ住宅」の場合は、会社や不動産業者と交渉し、個人での賃貸契約が成立すれば、引き続き居住が可能となります(家賃は全額個人負担となり、契約時に敷金礼金等が必要となることが多いです)。

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今回は、ホテル・ブライダル業界の転職を考えている方向けに、社員寮や社宅付きのホテルで働くことのメリット&デメリットについて紹介しました! 生活費の節約、通勤時間の短縮など、社員寮や社宅ならではの良さもありますので、興味を持った方は、自分が希望する働き方やライフスタイルと照らし合わせた上で検討してみてはいかがですか?

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