ホテル業界の職種の一つとして知られている「客室清掃」ですが、具体的にどのような清掃業務を行なっているのか、ご存知ない方もいるのではないでしょうか。今回は、ホテル・ブライダル業界で転職活動を検討中の方向けに、ホテルの客室清掃の一般的な流れや、清掃を行う際のポイントについてご紹介します!
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目次
ホテル客室清掃の一般的な流れ
まずは客室清掃の一般的な流れについて説明します。もちろん、ホテルによって清掃の順番や方法、マニュアルは異なるので、実際に勤務する場合は勤務先の指示の下で業務を行ってくださいね。
①不在確認
ホテルの客室清掃は、お客様のチェックアウト手続きが済んだ部屋から行います。とはいえ、万が一の伝達ミスなどに備え、入室時は必ずドアをノックするなどして、自分自身でお客様のチェックアウト後であることを確認します。
②ドア周辺

お客様のチェックアウトが確認できたら、清掃に取り掛かります。最初は、ドア周辺のスリッパ、ハンガー、靴ベラなどを整えます。この時、ドア周辺のごみや汚れも確認しましょう。
③換気
続いて、室内の窓、バスルームのドアを開け、換気を行います。バスルームでは、換気扇を付け、タオル類を回収しましょう。
清掃時間を含め、次のお客様がチェックインするまでの時間は限られています。室内の臭気を除去するためにも、換気作業は早めに着手することが重要です。
④ごみ回収
室内のごみを回収します。ごみ袋の口を広げた状態で廊下に出しておけば、清掃途中に新たなごみが見つかった際もすぐに捨てられて便利です。ごみ回収と同時に、お客様の忘れ物がないかも確認します。
⑤バスルーム清掃

バスルーム清掃では、浴槽や壁、トイレ、洗面台、鏡、シャワーカーテンなどの汚れを確認し、念入りかつスピーディーに汚れを落とし、洗い上げていきます。洗い終わったら水滴を残さないよう、乾いたタオルで拭きます。
歯ブラシなどのアニメティ、タオル、シャンプーなどを補充し、トイレットペーパーは三角折りにします。最後に、髪の毛が落ちていないか今一度点検しましょう。
⑥ベッドメイキング

シーツ類を剥がし、バスローブ、浴衣、タオル類とともにリネン袋に回収したら、ベッドメイキングに取り掛かります。ベッドメイキングは、作業の過程で埃が舞うことを踏まえ、室内清掃の前に行います。
シーツのシワやたるみを防ぎながらも、手早く美しい状態に整えていきましょう。コツをつかむまでは大変な作業かも知れませんが、シワやたるみなく、きれいにベッドメイキングができると気持ちいいですよ。
⑦室内清掃

室内清掃では、テーブル、チェア、サイドテーブル、冷蔵庫、テレビ、電話などの備品を拭き、所定の位置に配置します。案内冊子、ティッシュペーパー、アニメティなども、向きを揃えるなど整った状態で置くようにしましょう。
掃除機は、部屋の奥から入口に向かってかけていきます。髪の毛や煙草の灰が残っていないか、入念に確認します。
最後に部屋全体を見回し、清掃が行き届いていない箇所がないかチェックします。見落としがあると、クレームにつながってしまう場合もあります。細かいところまで、しっかりと確認できるといいですね。
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客室清掃をスムーズに進めるためのポイント

ホテルの客室清掃は、限られた時間内で手早く作業を進めることが求められます。スムーズに作業を進めていくためのポイントを紹介します。
①準備やシミュレーションをする
効率よく作業をするためには、客室清掃を始める前にしっかりと準備を整えることが大切です。事前に段取りを確認しておくことで作業中に慌てることなく、スムーズに進めることができます。そのためのポイントを4つご紹介します。
- 清掃道具や洗剤の確認(不足があれば補充)
- リネン類やアメニティの確認(必要なものを事前に準備する)
- 清掃作業スケジュールを把握しておく
- チーム作業時の役割分担の打ち合わせ
作業中に足りない道具があると、取りに戻らないといけなかったり、必要なものを探すのに時間を取られたりと、作業の流れが悪くなってしまいますよね。時間を無駄にしないためにも、持ち物はあらかじめ整理整頓すること、どこに何があるのかを把握しておくことが大切です。事前準備を丁寧に行うことで、作業効率はぐっと上がります。
②完璧を目指しすぎない
客室清掃では、作業の時間に限りがあるため、すべてを完璧にしようとするには、どれだけ時間があっても足りません。重要なのは、お客様が客室で気持ちよく過ごせる状態を維持しながら、効率よく作業を進めることです。そのため、常に100点を目指すのではなく、クレームに繋がらないレベルできれいに整えるのを目指すのも一つの手段です。
とはいえ、客室清掃における基準はホテルによって違うため、あらかじめチームで清掃の方針を共有しておくことも大切です。「どこまで仕上げるか」ということを統一しておくと、作業効率はぐっとよくなります。また、次の項目とも共通することですが、優先度の高い場所ほど丁寧に仕上げ、それ以外の場所には時間をかけすぎないという意識を持つのも、作業をスムーズに進めるコツです。
③優先順位を意識して効率よく作業する
効率的に作業ができる人は、まず優先順位を明確にして、重要なものから手を付けることを徹底しています。そのため、無駄な動きが少なくなり、スムーズに清掃を進めることができます。
客室清掃の中で最優先すべきなのは、衛生管理です。特にトイレやバスルームの清潔さはホテルの印象を大きく左右するため、丁寧に仕上げることが大切です。その次にお客様の目に入りやすいベッドの上や洗面台、窓、クローゼットなども、優先的に整えましょう。これらのエリアが整っていることで、客室全体が清潔で快適な印象になりますよ。
④「ついでに」で時短を実現

几帳面さとスピードが求められる客室清掃。作業を進める際に、何度も同じ場所を行ったり来たり…ということは避けるために心がけたいのが、「ついでに」やるという心がけです。
たとえば、
・窓を開ける「ついでに」大きなごみだけ回収しておく
・バスルームを換気する「ついでに」浴槽やシャワーカーテンの汚れ具合をチェックしておく
・ベッドメイキングの「ついでに」浴衣やタオルも揃えておく
などといった具合です。
最初は難しいかもしれませんが、清掃作業に慣れ、徐々に「ついでに」やる習慣が身に付けば、作業の「時短」につながり、その分念入りに清掃をしたい箇所に時間をかけられるようになりますよ。
⑤ガムテープを活用する
喫煙できる客室だと、床に煙草の灰が落ちていたり、汚れていたりすることがあります。ほうきを使うと灰がカーペットの奥に入り込んでしまう可能性があるため、ガムテープなどを使って効率よく取り除くといいですね。
灰の量が多くてガムテープだと大変だと判断した場合は、掃除機を使うとより簡単に灰を取り除けます。
⑥手荒れ対策をする
ホテルの客室清掃は、手の肌トラブルが起きやすい職種です。日頃から、手荒れ対策やケアを行うことも大切です。
具体的には、
・ゴム手袋を付けて業務を行う
・こまめにハンドクリームを塗る
といった方法が挙げられます。
清掃作業を手際良く進めていくためにも、手荒れ対策やケアをしっかり行いたいですね。
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今回は、ホテル・ブライダル業界の転職を考えている方に向けて、ホテルの客室清掃の一般的な流れ、清掃をする時のポイントをご紹介しました。部屋の隅々まで目配り・気配りを行き届かせるホテルの客室清掃は、まさに清掃のプロフェッショナルですね!
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