ホテル・ブライダル業界の転職活動の目標はもちろん「内定」をもらうことですが、内定をもらった後はどのように動けばいいのか、気になっている方もいるのではないでしょうか。今回は、ホテル・ブライダル業界での転職を考え中の方や活動中の方に向けて、内定から入社までの流れについて紹介します。
内定通知を受けたら
応募先企業から電話やメールで内定通知をもらったら、①労働条件を確認の上、②承諾or辞退の返事をします。承諾すれば、正式に内定となります。
①労働条件を確認する
内定通知を受けたら、たとえ第一志望の企業であっても、内定承諾の前に必ず内定通知書や労働条件通知書に目を通しましょう。特に労働条件通知書には、入社日、雇用形態、給与等の労働条件が書かれていますので、求人情報に記載されていた条件と異なっていないかを確認しましょう。
なお、労働条件通知書の交付は、労働基準法で義務付けられています。
②承諾or辞退の返事をする
内定の返事は、回答期限がある場合は期限内に、期限がない場合も1週間以内に行うようにしましょう。期限内に返事がないと、「内定辞退」と判断される可能性もあるので、要注意です。
【内定を承諾する場合】
電話やメールで採用担当の方に内定承諾の意思を伝えましょう。こちらから電話する場合の時間帯は、早朝や夕方を避け、昼休憩と重なりにくい午前10〜11時頃や午後2〜5時頃が適しています。
【内定を辞退する場合】
辞退する場合は、基本的には電話で連絡をします。やむを得ずメールでの連絡となった際も、丁寧な文面を心がけましょう。
ホテル・ブライダル正社員求人
雇用契約を結ぶ
内定を承諾したら、正式に雇用契約を結びます。企業側が用意した雇用契約書にサインする形式が一般的です。
雇用契約を結んだら労働契約が成立します。繰り返しになりますが、雇用契約を結ぶ前に、労働条件をしっかり確認しましょう。
ちなみに雇用契約を結んだ後に内定を辞退した場合、契約違反で損害賠償を請求される可能性もあります。
入社日を決定する
正式な入社日も決める必要があります。在職中の場合は、上司と相談して退職日が決まり次第、転職先に報告して入社日を調整します。
退職した翌日に入社すると、社会保険や年金の手続きがスムーズです(退職日と転職先の入社日の間が空くと、自分自身で国民健康保険や国民年金の手続きをしなければなりません)。
入社手続きをする
入社手続きには、「年金手帳」「雇用保険被保険者証」「源泉徴収票」の3つが必要となります。転職先や職種によっては、「卒業証明書」「健康診断書」等が必要な場合も。忘れずに用意しましょう。
離職中で失業保険を受給している方は、転職先に「採用証明書」を発行してもらいます。入社日の前日までに、「採用証明書」「失業認定申告書」「雇用保険受給資格者証」および印鑑を持参の上、ハローワークに行き、失業期間の認定を受けます。条件に該当する方は後日、「再就職手当」が支給されます。
内定から入社手続きまでの流れをスムーズに!
今回は、ホテル・ブライダル業界での転職を考え中の方、現在活動中の方に向けて、内定通知を受けてから入社手続きをするまでの流れをご紹介しました。転職活動では内定をもらうために懸命になるものですが、すきま時間などを活用して、内定をもらったその後の流れについて理解しておくとよいですね。
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