ホテル・ブライダル業界の転職を検討する中で、「ホテル・ブライダルの専門学校」に興味を持つ方もいるのではないでしょうか? 今回は、ホテル・ブライダル業界の転職を考えている方向けに、社会人経験のある方がホテル・ブライダルの専門学校で学ぶメリットや給付金制度についてご紹介します!
目次
ホテル・ブライダルの専門学校で学ぶメリット
①即戦力になれる知識・技術が身に付く
ホテル・ブライダルの専門学校では、ホテル・ブライダル業界で即戦力となれる知識や技術が身に付きます。
- サービスやマネジメントの基礎知識
- テービルセッティングやベッドメイキングの技術
- 挙式や披露宴の細かな段取りを組んだ”模擬結婚式”の演習
- ホテル業務で役立つ英会話
- 資格取得支援
- ホテルやブライダル施設での現場実習(インターン)
などなど
とても充実したカリキュラムで、基礎から丁寧に学べ、設備も整っているので、ホテル・ブライダル業界の現場をしっかり理解することができるでしょう。
②就職に強い
ホテル・ブライダルの専門学校では、ホテル・ブライダル業界に就職するためのサポート体制も充実しています。
- キャリアガイダンス(就職・職業指導の授業)の実施
- 自己分析、企業研究など自分に合った企業選びのサポート
- 書類作成、面接対策など就職試験に向けてのサポート
- ホテル・ブライダル業界に特化した就職セミナーの実施
- 合同会社説明会の実施
など
そのため、きめ細やかなバックアップが受けられます。もちろん、個別の相談やアドバイスにも対応しています。
また、ホテル・ブライダルの専門学校は就職率が高く、多くのOB・OGが全国のホテルやブライダル施設で活躍しています。ホテル・ブライダル業界から厚い信頼を得ていることも、専門学校の強みといえます。
③働きながら学べる学校もある
ホテル・ブライダルの専門学校の中には、少数ながら、夕方から夜間に授業が行われる「夜間部」が設置されている学校があり、働きながら学ぶことができます。
「ホテル・ブライダル業界に転職するなら、専門的な知識や技術を身につけたい」と思っても、「学校に通うとなると、収入が途絶えてしまう」という経済面での不安を持つ方もいるでしょう。
しかし、ホテル・ブライダルの専門学校の夜間部は、
- 授業時間は夕方〜夜間/1日2〜3コマ
- 学費が安価(昼間部の半額程度であることが多い)
という設定になっており、仕事と両立しながら短時間で集中的に学ぶことができ、経済面での負担も少ないというメリットがあります。
④条件を満たせば給付金が受けられる
社会人経験のある方がホテル・ブライダルの専門学校で学ぶ場合、条件を満たせば「教育訓練給付制度」の対象となり、給付金の支給が受けられます。
教育訓練給付制度
- 厚生労働大臣指定の教育訓練(専門学校への通学など)で学んだ場合に、支払った学費の一部が支給される制度
- 雇用保険の被保険者である方/被保険者だった方が対象
詳しい支給条件については、後述します。
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ホテル・ブライダルの専門学校で学ぶデメリット
①短期間で多くのことを学ばなければならない
ホテル・ブライダルの専門学校は、短期間で数多くのことを学んでいく必要があります。
ホテル・ブライダルの専門学校は…
- 2年制もしくは3年制
- 授業は基本的に週5日
- 課題や実習が多い
そのため、忙しい学生生活となることが予想されます。
入学を考えている方は、各学校のホームページや資料、学校見学会や説明会、問い合わせなどで事前リサーチをしっかりしておきましょう。
事前リサーチしておきたいこと
- 年間授業時間数
- カリキュラム
- 始業時間や就業時間
②金銭的な負担が生じる
ホテル・ブライダルの専門学校で学ぶとなると、学費が必要となるため、金銭的な負担が生じます。
自分が入学を考えている学校での、実際に必要となる費用を調べ、具体的な金額を把握するようにしましょう。奨学金や給付金制度についても調べておきたいところです。
- 学費(入学金、授業料、施設費、テキスト代など)
- 学費の納入期限
- 学校までの交通費(通学定期が使えます)
- 奨学金、給付金制度(学校独自の制度を設けていることも)
社会人経験(雇用保険への加入経験)がある方が利用できる教育訓練給付金制度
社会人経験(雇用保険への加入経験)がある方がホテル・ブライダルの専門学校で学びたいと考えた際に知っておいていただきたいのが、「教育訓練給付金制度」です。
教育訓練給付金制度を利用してホテル・ブライダルの専門学校に通うことを検討する場合は、
- 自分が教育訓練給付金制度の対象者になるか?
- 自分が学びたい学校は、教育訓練給付金制度を利用できるか?
を、しっかりリサーチし、学費や通学スケジュールのシミュレーションを行う必要があります。
教育訓練給付金制度とは
- 厚生労働大臣指定の教育訓練(専門学校への通学など)で学んだ場合に、支払った学費の一部が支給される制度
- 教育訓練の種類は、「専門実践教育訓練」「一般教育訓練」「特定一般教育訓練」の3種類
(それぞれ給付条件や給付率が異なる)
ホテル・ブライダルの専門学校、調理師や製菓衛生師の資格が取れる学校の中にも、「専門実践教育訓練」や「一般教育訓練」の対象となる講座があります。厚生労働省公式サイト内の「検索システム」で検索できるほか、学校の公式サイトなどでも紹介されています。
(※すべてのホテル・ブライダルの専門学校が対象ではありません)
なお、「特定一般教育訓練」は、早期のキャリア形成として、介護職員初任者研修、大型自動車第一種・第二種免許、IT関係などの資格取得を目指す講座が中心です。
教育訓練給付金制度の対象者
- 雇用保険の被保険者である方(在職者)
- 雇用保険の被保険者だった方(離職者/離職して1年以内)
※支給要件期間は、教育訓練の種類、雇用保険の受給回数によって異なる
教育訓練給付制度は、社会人経験(雇用保険への加入経験)がある方で一定条件を満たしていれば、在職中でも離職中でも利用することができます。
なお、自営業の方、公務員の方は対象外となります。
教育訓練給付金制度の給付条件・給付内容
ここでは、教育訓練給付金制度のうち、「専門実践教育訓練」「一般教育訓練」について解説します。
専門実践教育訓練 | 一般教育訓練 | |
給付条件 (※雇用保険の 支給要件期間) | 3年以上 (初めて受講する方は2年以上) 離職者は、 離職日翌日から受講開始日までが 1年以内 | 3年以上 (初めて受講する方は1年以上) 離職者は、 離職日翌日から受講開始日までが 1年以内 |
給付内容 | 最大で受講費用の70% 年間上限56万円 受給期間:最長4年 | 受講費用の20% 上限10万円 |
申請方法 | ハローワークで、 ・訓練前キャリアコンサルティング を受ける ・受講開始日1ヶ月前までに 受給確認手続きをする ・受給開始後は 6ヶ月ごとに支給申請を行う | 受講終了日の翌日から 1ヶ月以内に ハローワークで 支給申請を行う |
対象講座 | 専門学校の課程 大学・大学院の課程 資格取得を目指す講座 デジタル関係の講座 など | 資格取得を目指す講座 大学院の課程 など |
教育訓練給付金制度についてさらに詳しく知りたい方は、厚生労働省公式サイト内の「教育訓練給付金制度」をご覧ください。
社会人になってからでもホテル・ブライダルについて学べる!
今回はホテル・ブライダル業界の転職を考えている方に向けて、ホテル・ブライダルの専門学校に通うメリットや給付金制度についてご紹介しました。
教育訓練給付金制度を活用するなどして、ホテル・ブライダルの専門学校で知識や技術をじっくりと学ぶこともまた、選択肢の1つですね。
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