ホテル・ブライダル業界の中途採用では、「適性検査」が実施されることもあります。どのような検査が行われるのか気になる方もいるのではないでしょうか。今回は、ホテル・ブライダル業界で転職を考えている方に向けて、適性検査の種類や対策ポイントについて紹介します。
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適性検査とは?
「適性検査」とは、企業が採用活動において、応募者の資質を客観的な基準で測定する検査のことです。書類や面接では判断が難しい応募者の能力や性格を見極め、入社後のミスマッチや早期退職を防ぐという目的があります。
適性検査は、「能力検査」と「性格検査」の2つに分類されます。
能力検査
応募者の基礎学力、一般常識、論理的思考力などを測定。募集職種の業務に必要な能力を備えているかを見極める。
性格検査
応募者の性格特性、価値観などを測定。企業風土とのマッチング、募集職種への適性を見極める。
適性検査が行われるタイミングは企業によって異なりますが、以下の2パターンのいずれかとなることが多いです。
・書類選考通過後に実施(適性検査を通過すると一次面接に進める)
・書類選考通過後、一次面接と同時に実施
なお、求人情報には、選考過程で適性検査が行われることや実施形式について記されていますが、実施される適性検査の種類を事前に知らされることは少ないでしょう。
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代表的な適性検査・3種
中途採用で実施される適性検査の種類はさまざまです。今回は、多くの企業で導入されている3種類の適性検査を紹介します。
SPI3(エスピーアイ3) ・適性検査の代表格 ・能力検査(言語分野、非言語分野)、性格検査がある ・実施形式は、Web(専用会場/応募先企業/自宅等)、マークシート(応募先企業) ・検査時間は、Webが約65分(能力35分+性格30分)、マークシートが約110分(能力70分+性格40分) ・中途採用では「SPI3-G」を導入する企業が多い |
CUBIC(キュービック) ・採用適性検査(基本検査)のほか、モチベーション測定・能力検査(オプション)がある ・実施形式は、紙受検、Web受検 ・検査時間は、採用適性検査が約20分、モチベーション測定が約10分、能力検査が5〜25分 ・診断では、回答の矛盾度を測定し「信頼係数(受検者が嘘をついていないか)」が算出される ・中小企業での導入が多い |
SCOA(スコア) ・基礎能力検査「SCOA-A」、事務能力検査「SCOA-C」、パーソナリティ検査「SCOA-B」など ・実施形式は、Web、テストセンター、マークシート ・検査時間は、「SCOA-A」が45〜60分、「SCOA-C」が50分、「SCOA-B」が35分 ・知的側面から情意的側面まで多面的に測定される ・総合職の採用活動で導入する企業が多い |
また、独自の適性検査を実施している企業もあります。
適性検査を受ける時の対策ポイント
では、適性検査を受けるにあたって、どのような対策をすればよいのでしょうか。
①能力検査は事前に対策を
まず、能力検査は、事前に参考書に目を通す、問題集を解いてみるなどの対策をしておくことをおすすめします。
能力検査では、言語、計算などが問題として出題されます。出題傾向を把握し、解き慣れておくことで、落ち着いて受検に挑めます。
②性格検査で嘘はつかない
性格検査は、事前の対策は不要といえます。出題形式としては、設問に対して「そう思う」「どちらともいえない」「そう思わない」などから自分に最も近い選択肢を選ぶものが多く、あまり考え込まずに直感で、正直に回答することが大切です。
性格検査では、類似した設問を繰り返し、回答の整合性や信憑性を測定することもあります。「嘘」をつくと、回答内容に矛盾が生じ、企業側にネガティブなイメージを与えかねません。
③自宅でのWeb受検は環境を整える
最近は、自宅でWeb受検をするケースが増加しています。受検前にインターネットの接続を確認しておく、騒音がなく集中できる時間帯を選ぶ、過ごしやすい室温に設定するなど、環境を整えましょう。
適性検査は、落ち着いた気持ちで挑もう!
今回は、ホテル・ブライダル業界での転職を検討している方に向けて、適性検査の種類や対策について紹介しました。適性検査はしっかり対策をして、落ち着いた気持ちで受検したいですね。
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