転職市場でも人気の高いブライダル業界。ウエディングプランナーとして結婚式場で働きたいとお考えの方も少なくありません。結婚式場にも色々なタイプがあり、ウエディングプランナーに求められるスキルも異なってきます。今回は、ホテル・ブライダル業界での転職を検討中の方向けに、結婚式場の中でも代表的な4タイプを紹介していきます。
結婚式の挙式スタイルについてはこちらから↓
結婚式の「挙式」にはどんなスタイルがある? 代表的な4タイプをご紹介!
結婚式の会場 4タイプ
①ホテル
1つ目は「ホテル」です。「ホテルウエディング」では一般的に、ホテル内のチャペルや神殿で挙式を、ホテル内の宴会場で披露宴が行われます。
ホテル勤務のウエディングプランナーは、宴会部門の婚礼課に配属し、新規営業&接客・プランニング・当日の施行の担当が分かれる「分業制」で仕事を進めることが多いです。
ウエディングプランナーの業務体制についてはこちらから↓
ウエディングプランナーの仕事内容、「分業制」と「一貫制」の違い、求められるスキルをご紹介!
- ハイクオリティな接客やおもてなしが求められる
(マナーや語学を学べる研修が充実しているホテルもある) - 「分業制」なので、スキルが偏りやすい
(自分の担当する業務の専門性が身に付く一方で、婚礼業務の全体像を把握しづらい) - 1組のお客様にじっくりと向き合うことが難しい
(「分業制」に加えて、1日に複数の結婚式が行われるので、1組のお客様と向き合う時間は短くなる) - 配置転換で、婚礼以外の部門に配属される可能性もある
- ラグジュアリーホテルやシティホテルの場合、勤務実績が自分自身のキャリアの「強み」となる
②ゲストハウス
2つ目は「ゲストハウス」。「ゲストハウスウエディング」は、邸宅風の施設を貸し切って挙式と披露宴が行われます。貸切の会場が多く、海外の邸宅やガーデンのような空間で、アットホームな結婚式を実現できるとあって、近年人気と注目度が上昇しています。
ゲストハウスウエディングの場合、ウエディングプランナーは新規営業&接客、プランニングを一貫して担当する「一貫制(一顧客一担当制)」で業務を行うケースが多いです。
- お客様の要望に沿ったプランニングを実現できる
(ゲストハウスウエディングは演出の自由度が高く、テーブルコーディネート、装飾、ウエディングケーキなど、新郎新婦の要望を実現しやすい) - 高いプランニング力が求められる
(自由度が高い分、プランナーのセンスや発想が試される) - 「一貫制」なので、1組のお客様とじっくり向き合える
- さまざまな結婚式を担当するので、現場のスペシャリストを目指せる
- プランナー1人あたりの業務負担が重くなりやすい
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③専門式場
3つ目は「専門式場」。結婚式専用の会場とあって、チャペル、神殿、宴会場だけでなく、花嫁が支度をするためのプライズルーム、親族控室、螺旋階段、音響・映像機器、フォトスポットになる庭園など、結婚式のための設備・設計が完備されています。老舗の専門式場も多く、親世代・祖父母世代にも親しみやすさがあります。
専門式場のウエディングプランナーの業務体制は、「分業制」が多いですが、「一貫制(一顧客一担当制)」の施設も少なからずあります。
- 結婚式の伝統やしきたり含め、ブライダルの幅広い知識が求められる
- 地域密着型の専門式場も多く、地域の婚礼習慣の理解も必要
- 結婚式のノウハウが学べるので、「結婚式のプロ」を目指せる
- さまざまなタイプの結婚式に携われる
(専門式場は、敷地内に複数の式場や宴会場を持っているので、伝統的な結婚式からトレンドを取り入れた結婚式まで経験できる。ただし、ある程度演出プランが固まっていることが多く、プランニングの自由度は低い)
④レストラン
4つ目は「レストラン」。レストランを貸し切って結婚式を行います。「レストランウエディング」は、美味しい料理でゲストをおもてなししたい、カジュアルな雰囲気で結婚式を楽しみたい、衣装や演出をシンプルにして結婚式の費用を抑えたいと考えるカップルに人気です。また、二次会の会場としてレストランが利用されることもあります。
「レストランウエディング」のウエディングプランナーは、プロデュース会社勤務(自社で結婚式場を持たず、他の企業の会場と提携する形で結婚式の企画を手掛ける会社)、またはフリーランスで、レストランから業務委託を受けて結婚式を担当する場合が多く、業務体制は基本的に「(一顧客一担当制)」です。
- 料理やお酒の知識が求められる
- 高いプランニング力が求められる
(レストランウエディングは、形式にとらわれずに演出を提案できるものの、スペースや設備が十分でないことも多く、また予算が限られていることも。新郎新婦の要望を汲みながら、環境に応じた演出を提案していく必要がある)
どのような結婚式に携わりたいか、吟味して転職活動を
今回は、ホテル・ブライダル業界の転職を考えている方に向けて、結婚式の会場として代表的な4タイプを紹介しました。
会場のタイプによって、ウエディングプランナーの業務体制や仕事内容にも違いがあります。自分の希望や適性も踏まえ、複数の企業を比較検討しながら転職活動を進めてみてはいかがですか?
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